ルオーとコロー
こんにちは!連日暑い日が続きますね。
夏休みに海や山へ行くのもいいですが、せっかく時間があるのだから、普段はあまり見られない芸術鑑賞はいかがでしょうか。
現在様々な美術展が行われていますが、中でも注目は2人のフランス人画家の展覧会です。
一人はジョルジュ・ルオー。もう一人はカミーユ・コローです。全くタイプの違う絵画ですが、実際に展覧会に行ってみるとそれぞれ違う感動がありました。
丸の内の出光美術館で行われている「没後50年 ルオー大回顧展」。ここの雰囲気は一言で言うと、「静謐」でした。
力強い線で描かれたキリストや、社会の底辺の人々をモデルにした絵画の数々は、全体的に暗色で彩られています。眺めていると、信仰や社会に対するルオーの真剣さが伝わってくるようで、人間の真実の姿とは何なのだろう?ということを自然に考えさせられました。他のお客さんも皆、真剣に静かに見入っていました。
一方、上野の国立美術館で開かれている「コロー 光と追憶の変奏曲」。こちらは一言にすると「懐かしさ」です。
コローの絵は風景画が多いのですが、そのほとんどが自然の多い田舎を描いたものです。日本人はコローの絵にノスタルジーを感じるという話を聞いたことがありますが、優しいタッチで描かれた大自然の中にぽつんと人間がいるという構図の絵を見ていると、何か懐かしい気持ちがこみ上げてきます。そのせいなのか、この美術展は大人気で、開館前から長い列ができていました。
「ルオー大回顧展」は8月17日まで、「コロー 光と追憶の変奏曲」は8月31日までです。両者ともにおすすめなので、ぜひ足を運んでみてください。
(Y.H)
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